◆ 2006.03.05　粘りに粘って掛けたのに‥悔しい〜！

オリンピックも終わり寝不足も少々解消、更には陽気に誘われて二子出撃。
二子には、１１時３０分頃に到着。すると珍しい早朝組のフライマンが２人立ち込んでいた。
暫く橋の上から見ていたが、こちらに気づく気配は無い。
ましてやこんな時間まで立ち込んでいるという事は‥厳しいの？？

しかし橋の下付近には、無数の鯉が２人のオコボレに盛んにライズ、だが鯉達は、
２人の前でＵターンしていた。
橋の上からは子供が『ここにいるよー(鯉が)』と叫んでもロッドの先のフライに集中の様子（笑）

声を掛けるスキもなく、近くまで行って支度を開始。しかしまだ気づかない（笑）
支度を終えたのでライズしている二人の下流へ‥入ったら上流の二人の状況は‥
この時間まで粘っている早朝組みに敬意をはらう意味で私に気づいたＳ氏と禁断の地へ
（後で知ったのだが粘っていたのでは無く、出勤が遅かったそうな（笑）

最近禁断の地も簡単には釣れなくなっているが、何とか二人で１匹づつゲット。
その後、その下流100ｍ程の流れで１匹揚げる事が出来た。
この場所は、随分前に１匹揚げて以来苦戦していたので『ヨッシャー』だ。

気分を良くし一路本流へ向かったのだが‥。
本流は、何処へ行っても全く反応がない。何故？？

歩き疲れ、餌釣り氏と一時間ほど日向ぼっこ＆雑談（笑）
なんでも先週の冷たい雨で、水温が下がり今日は午後から全く反応が無くなったとの事。

この方は、平成５年までフライで鯉を釣っていた先輩で今は年を取り、
一日中立って歩き回るのは体力的に厳しいと、時折餌釣りをしているとの事。

さて、帰るには日が伸びてきてまだまだ陽が高い。
もう一願張りすることにしたのだが、サーチパンは残り少ない。
実は今日、私が釣りに行かないと思った家内がパンを用意してなく
朝食の残った人間様用の２枚を持っての出撃だったからだ（笑）

したがって本流をサーチ２つぶ程撒いては歩き回り、ようやく反応の場所にたどり着いた。
『ヤッター』と釣れてもないのに心で叫んだ（笑）

しかし、ここからが大変、はるかへ流しての釣り、どうやらライズしているのは２匹ほど
なかなか思ったところで出てくれない。ましてやラインを変更しようにも、
５０ヤードも出していると容易でない。その隙に居なくなってしまう。

サーチは更に心細くなり、以前師匠が言っていた待ち伏せ方式を思い出し実践。
すると暫くして念願のヒット！　バッチリ決まった。

テンションの張ったラインが３０ヤード、本流の釣りはこれが格別気持ち良い
２分程最高の気分を味わった。『これで今日は、気分良く上がれる』
（と言うのも、師匠から時折電話が入り、この厳しい中着実に釣果を揚げていたからだ）
と、思った次の瞬間、いきなりテンションが抜けた。何故・？・！

いきなりどん底へ‥意気消沈しつつもたぐり寄せたラインの先にはフライは無く、
癖が付いたラインが‥どうやら結び目から解れてしまった‥。

‥本日はこれにて万事休す。次を狙う気も失せ、同時にサーチも無くなった。
師匠に一報を入れ帰り支度。帰り道行きに鯉がいっぱい付いていた橋の上まで来たら
そこには、釣って下さいといわんばかりの鯉が‥もう少し根性を出せば‥

そこへ更に追い打ちの一報が師匠から入った。
『いま何処、又釣ったよ！』　悔しい‥‥！。

次回リベンジを誓いつつ到着した自宅は、まだ陽が高かった。